或いはオプティミスティック

若い頃はどこかネガティブで、少し暗めで、メランコリックなものに惹かれていた。

人も音楽も小説も絵も場所も景色も考え方も。

そして、どこか明るいものを軽蔑していたと思う。

でも去年くらいから、そういう暗めのもの、ペシミスティックなものが嫌になってきた。

明るくいること、楽観的でいること、ポジティブでいることの方が何倍も難しいってことがわかってきた。

ネガティブになること、つまり闇に沈んでいくことは簡単だけど、そこから水面に浮かび上がっていくこと、ポジティブになることには、その何倍もエネルギーがいる。

だから今は、例えば音楽であれば、以前は聴かなかった明るい歌、前向きな歌、ポジティブな歌に、その音楽家のこころの強さを見る思いがしてる。

その音楽家も、一人の人間として嫌なことや悲しいことや落ち込むことがあると思う。

それでもそういったネガティブなことに溺れないで、勇気を出して向き合って、明るい方に一歩一歩進んで行こうとする心の強さに、そしてそれを表現できていることに魅力を感じる。

人も同じで、悲しいことや辛いことがあっても、それに負けないで乗り越えようとしている人には心の強さを感じるし、そういう心の持ち主はとても魅力的だと思う。

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