片道航空券でのヨーロッパへの渡航方法 その1

今回は、自分にとって2つめの長期滞在国であったオランダに向かった時の話を。

当時(2015年)、日本国籍保有者がオランダで個人事業主としてビザを申請すれば2年間の滞在許可証が降りるということが(密かに)話題になっていた時で、自分もそれに乗せられて、オランダへの移住を決めました。

紆余曲折あって今では無くなってしまいましたが、当時は滞在許可証とともにフルタイムで働くことができる労働許可証もついてくるという「特典」もありました。

つまりビザ的にはワーキングホリデーに近い感じ。

オランダに行った後にいくつか所定の手続きがあるものの、それを終えて一旦ビザが手に入れば、その後2年間は滞在および労働が自由という状態。

このオランダのビザがワーホリビザ以上におトクだったのは、期間が2年である点、および年齢制限がないことでしょう(通常ワーホリビザは滞在期間は1年(例外あり)、申請可能な年齢は30歳まで)。

でもそれも昔の話で、今はこのビザを申請しても、個人事業主としての労働のみが可能という状態です。

なお私はしませんでしたが、この個人事業主ビザ(フリーランスビザ)は延長申請が可能で、最初の申請時は2年間有効のビザ、その後延長が認められると5年のビザがもらえます。

延長申請できるという点も、通常のワーホリのビザにはない大きな特徴です。

ネットで探すと、この最初の2年のビザの申請方法に関しては大量に情報が出てくるものの、その後の延長申請に関する日本人の体験談がほぼ出てこないのは何故なのでしょうか。

やはりほとんどの方が、2年もオランダにいるとお腹いっぱいになって帰ってきてしまうのでしょうか。

ここは興味深いトピックでもあるので、また別の日に改めて。

さて話は逸れましたが、入国について。

ビザの申請は現地でないと行えませんので、私はオランダへ行く時、当然ビザも何も持っておりませんでした。

そして次回いつ日本に戻ってくるのかも未定でしたので、購入する予定だったのは片道のチケット。

チケットを購入する時、「片道のチケットで果たして入国できるのだろうか」という点が気がかりでした。

なのでネットで色々探してみましたが、なかなかピンポイントな情報はなくて、ようやく見つけたのは「ドイツ人は日本人に好意的だから、入国審査もゆるい」とか「日本人は礼儀正しいからすぐに通してくれる」とかという、どうも信ぴょう性に疑問の残るフワフワした情報。

私は日本人がwell-behavedであるという、まことしやかにささやかれる通説には若干懐疑的なのですが、しかし確かに日本人の入国審査を多く担当しているのであれば(そして日本人が多く入国審査をパスしているのであれば)、少なくとも日本人をたまにしか担当しない空港の入国審査官よりは、幾分かは入国できる確率も高まるのでは、という、これまたフワフワした推論を思い浮かべました。

そんなわけで決めたのはドイツのデュッセルドルフから入国するプラン。

デュッセルドルフにはヨーロッパ最大の日本人コミュニティがあるので、当然のように日本人の往来も多く、入国審査官も日本人にはそんなに厳しい疑念の目を向けない(はず)。

そして何より、デュッセルドルフからオランダまでは陸路で移動できる距離。

思い返せば、私がオランダに向かった2015年は、中東から押し寄せる移民の問題が顕在化していた頃。

加えて、私の出発予定日は、パリでのテロが起きた直後でした。

よくこんな状況の中、そこまで根拠のない推論でドイツからの入国を決めたものでした。

続きはこちら:

デュッセルドルフからのヨーロッパ入域は容易いだろう、という希望的観測で、片道切符のみで渡航を決めたお話の続きです。 以前の話はこちら: ...

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